第78回定例会/講師: 竹中 利文

桑名 貴久  さん

 第78回 プレゼン者は、
 (株)タケナカ
 竹中 利文 さんです。

 

 


書記報告

会社概要

社  名 株式会社 タケナカ

所 在 地 本社工場 高知市室戸羽根町 3209 番地 327

赤岡工場 高知県香南市赤岡町 1951 番地 1

事業内容 

・各種ダンボール箱製造販売、園芸包装資材販売

・清涼飲料水販売(ダイドードリンコ特約店)

・海洋深層水関連商品販売

・根本的燃料改質液販売

 

関連会社 ダイドー・タケナカビバレッジ株式会社

 

ダンボールについて

•  ダンボール箱とは

ダンボール原紙を多重構造で強靭にし、包装資材などに使用できるように加工した板状の紙製品、ダンボールシートを素材とする箱。軽さと強度、構造に由来する衝撃吸収性、何度も折りたたんでも組み立てられる利便性がある。内容物の多様性にあわせて A ・ B ・ C ・ N 式などの様々な大きさ、形状がある。

•  ライナーについて

ライナーとは原紙のこと。ダンボール紙の特徴であるフルート(段目・だんめ)にも用途に合わせて様々な形式がある。通常は、厚さ約 5mm の A フルートや約 3mm の B フルートといったものを使用する。最初はトイレットペーパー状に巻いてあり、これをコルゲートマシンという特殊な機械で真っ直ぐにし、板状になったものを当社が購入。それに印刷、カット、結束を施し、商品とする。

•  印刷について

古くから、ゴム製の版があり、近年は樹脂製の版も使用している。特徴としては、ゴム版は安価、摩耗が早い、重い、印刷は単純、主に農作物や個人向け。樹脂版は高価、摩耗が遅い、軽い、印刷は複雑高度、主に一般企業向け。また、当社では四色を使用し、立体的な印刷が可能。

•  プラトン、ダイカッター

平面印刷したダンボールシートを刃物のついた木型で、刳りぬくための器具。プラトンは平面上の木型で、ダイカッターは円形の木型。例えて言うなら、プラトンはジャンクマンの「ジャンク・クラッシュ」(挟撃型)、ダイカッターはザ・サンシャインマンの「地獄のコマ」(回転型)。

 

当社の特徴、その他

「お客様のご要望に全力をもってお答えする」「人と地球にやさしい」をモットーに努力し、地域に根付いた企業を心がけている。キーワードは「イエッサー」。また、ダンボールはリサイクル法が適用されるため、燃えるゴミで出してはいけない。(小さく切ってもダメ)

 

質疑・応答

Q ダンボールの耐久性は?

A 長期保管には向かない。特に湿気が多いとダメ。逆に乾燥しすぎてもバリバリになる。また、穴があり、接着材である糊が餌となり、白アリが湧く場合がある。

Q 東部方面しか取引がないのか?

A 各企業により住み分けがある。ダンボールの荷物のメインは野菜であるため、急に必要になる。(近くの企業の方が有利)

Q 最小ロットでの注文は?また印刷代は?

A 200 枚くらいから。樹脂版でも 5 万円くらいから。

Q 火には弱いか?

A 弱い。火気厳禁。

Q コーンスターチってなに?ダンボールは食べられるの?

A とうもろこしが原料の糊。やめたほうがいい。

 

書記: 吉永 安良


 

 

     

 



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