第29回定例会/ディスカッション


講師:協同組合・四国産業振興協会 近藤善郎 氏

【主な事業内容】
1、 労働保険事務代行
2、 社会保険事務代行
3、 ガソリン共同購入
4、 高速道路、フェリー等の通行料金支払い制度
5、 外国人技能実習生の受け入れ制度
6、 福利厚生事業
7、 事業に関する経営技術の改善向上又は組合事業に関する情報提供
8、 企業、事業所へのランニングコスト削減の案内

【事業地区】
主に四国4県と岡山
組合員企業 807社(平成15年4月現在)

事業内容がかなり多かったので今回は電気保安点検事業(セーフティ24)の案内についてお話をしていただきました。

《セーフティ24について》
企業が持つ高圧電気設備(キュービクル)を24時間休まずに監視し、異常が起こる前に事前対応をするサポートシステムです。
現在各企業は電気事業法により、自社の電気設備を月に一回又は隔月で技術者による法定点検することになっています。しかし、今までの保安管理システムはキュービクルを常時監視することはできませんでした。もし電気事故が発生した場合、業務に支障が起きるだけでなく、時には近隣への賠償責任問題にもなりかねません。
セーフティ24は、KDDI通信ネットワーク(パケット通信)を利用し、2分ごとにトランス温度、漏洩電流などのデータを検出し本部監視センターへ報告しています。技術者による法定点検も隔月で行われ、万が一異常データが検出された場合は監視センターへ直接緊急通報され、技術者がスピーディーに出動してサポートするのでより早期な対応(事故を最小限に抑える事)が可能だということです。
コストダウンにもつながる!
近年までこの法定点検は電気保安協会の独占市場なっていましたが、現在では資格を得た民間企業の参入が認められています。四国産業振興協会さんの話によれば、設備によって多少差はあるものの20〜30%のコストダウンが可能だそうです。高圧電流を使用している事業所は毎月(毎年)必ず支払わなければならない固定経費ですので長い目でみれば、かなり大きな金額になろうかと思います。皆さんもぜひ一度近藤さんに相談されてみてはいかがでしょうか。

レポート:本山印刷 細川


おまけ:土佐は高知の地酒販売ショップの近藤印




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